※本記事は獣医師による監修は受けていませんが、犬と暮らす飼い主としての経験および一般的な犬の行動学に基づいて構成しています。個々の犬の性格や状況に応じた対応については、専門家の意見を参考にしてください。
目次
【犬の気持ちがわかる】仲良くなりたい時と警戒している時のしぐさの違いを徹底解説!
犬のしぐさには、実にさまざまな感情が込められています。嬉しいとき、緊張しているとき、不安なとき、そして「仲良くしたいな」と思っているとき。それぞれのしぐさには意味があり、読み取ることで犬との関係をより深めることができます。
この記事では、犬が仲良くなりたいと思っているときに見せるサインや、逆に警戒しているときのサイン、よく見かける「前足を伸ばしておしりをあげるしぐさ」の意味などを、飼い主目線でやさしく解説します。
犬が仲良くなりたいときに見せるしぐさとは?
- 1. しっぽをゆったり振る
横に大きく、リズムよく振っている場合は、好意のサインです。 - 2. 顔や手をぺろぺろ舐める
相手を受け入れている・好きという気持ちの表れです。 - 3. 体を低くして近づく
攻撃の意思はないというアピール。「遊ぼうよ」の意味を含んでいます。 - 4. 前足を伸ばしておしりを上げる(プレイバウ)
これは遊びの誘いポーズで、「仲良くしたい」「一緒に遊ぼう」という意思表示。 - 5. 口角がゆるんでいる
口を軽く開け、リラックスした表情をしている場合は警戒していない証拠です。
前足を伸ばしておしりをあげる「プレイバウ」の意味
「プレイバウ(play bow)」は、犬が前足を地面につけ、おしりを上げた姿勢のこと。これは「敵意はないよ」「遊ぼうよ」という気持ちを表すフレンドリーなしぐさです。
犬同士の遊びの中でもよく見られますし、人間に対しても「もっと構って!」というサインとして使うことがあります。緊張や威嚇のポーズではないので、見かけたら優しく接してあげましょう。
犬が警戒しているときに見せるしぐさ
- 1. しっぽを下げる/足の間に巻き込む
恐怖や不安を感じている証拠です。 - 2. 耳を後ろに倒す
警戒や緊張を示しています。場合によっては威嚇の前兆になることも。 - 3. 体が固まり、動きが止まる
緊張が高まっている証拠。攻撃に出るか逃げるかを見極めている状態。 - 4. 歯を見せてうなる
明確な警告サイン。これ以上近づかないでというメッセージです。 - 5. 白目をむいて目をそらす(クジラ目)
ストレスを感じているときのしぐさ。
犬のしぐさからわかる「人との相性」
犬にも人間と同じように「好き・嫌い」「安心・不安」の感情があります。初対面の人でも、犬が安心できる態度をとると好意的に接することができます。
- ・優しい声で話しかける人 → 好印象
- ・無理に触ろうとしない人 → 信頼を得やすい
- ・いきなり手を出す人 → 警戒されやすい
- ・強い香水や香りを身につけている人 → 嫌がられる傾向
まとめ|犬のしぐさは気持ちのバロメーター
犬は言葉を話せませんが、しぐさやボディランゲージでしっかりと気持ちを伝えています。仲良くなりたい時と、警戒している時のしぐさの違いを理解することで、犬との距離をグッと縮めることができるはずです。
特に「プレイバウ」は仲良くなりたいという気持ちの表れ。日常の中でこうしたサインを見逃さず、愛犬や他の犬たちとの関係性をより良いものにしていきましょう。
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